自然は最適解

自然は最適解

自然は常に最適な解を示してくれる。

【エコロジー】ソーラークッカーの性能を比較。

最新のソーラークッカーの集熱力がどれ位あるのかを知りたかったので、全3種類の自作ソーラークッカーで温度上昇の比較を行いました。

比較するのは、1:パネル型、2:単純構造型、3:線形パラボラ型 の3種類です。

パネル型

単純構造型

線形パラボラ型

パネル型は反射板の剥がれが酷いので、ステンレスパッドを4面に置いて反射率を高めました。

写真で左側のサバイバルシートと右側のステンレスパッドのガラス瓶の映り具合から、ステンレスパッドの方が反射率が高い事が分ります。

ステンレスパッドを反射板に使用

黒塗り容器に水300ccを入れて、ペットボトルカバーを被せての温度測定です。

同じ容器が3個ないので、アルミ缶容器2個と銅カップを使用しました。

パネル型より単純構造型の方が集熱力が高いように感じているので、熱伝導率が高い銅カップをパネル型で使用しました。

少し曇りぎみの午前中の数時間(時間は記録忘れ)の結果です。

種類 容器素材 開始水温(度) 終了水温(度) 温度上昇(度)
1:パネル型 アルミ缶 13.7 33.2 19.5
2:単純構造型 カップ 13.7 50.1 36.4
3:線形パラボラ型 アルミ缶 13.7 52.3 38.6

熱伝導率が高い銅カップを使用した単純構造型よりも、線形パラボラ型の方が温度上昇が高い事から集熱力が高い事が分ります。

パネル型は縦44cm×横60cm×高35cm、線形パラボラ型は縦23cm×横42㎝×高18cmで、縦・高は約半分、横は70%の大きさ(体積では約19%)でありながら、温度上昇が約2倍と高性能です。

パネル型はそのうち引退ですね!

コンパクトでありながら高性能の最新ソーラークッカー。

作成して本当に良かったです。

この記事が参考になれば幸いです。

読んでいただきありがとうございます。ご縁に感謝いたします。

参考

shizen-saitekikai-220101.hatenablog.com

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