自然は最適解

自然は最適解

自然は常に最適な解を示してくれる。

【DIY】初心者にもおすすめ。鏡を使った単純構造のソーラークッカー。ある意味、究極形かも!?

天氣の良い日に炊飯と味噌汁を作成したくても、稼働しているソーラークッカーが1個だけでした。

もう1個ソーラークッカーを欲しいと思ったのですが、パラボラ型などの集熱力のあるのを作成するには、非常に労力がかかってしまい大変です。

そこで、出来るだけ簡単に作成できて、それなりの集熱力があるクッカーが出来ないかと考えて作成しました(23年07月末の話)。

特徴

このクッカーの特徴は、単純構造であるため工作過程が少なく、鏡を使用しているため集熱力が高いことです。

材料

・ビックミラー(31cm*22.8cm)(セリア) 3枚

・大型ダブルクリップ

・鏡を固定するための箱(ダンボール等)

作成

完成形

完成形の様に基本は、底面と垂直方向に2枚の鏡を直角に配置するだけです。

鏡の裏面には立て掛け用のスタンドが付いていて出っ張っているため、ニッパやハサミなどで取り除いく必要があります。

プラスチックのカバーを全て取りたい場合は、次のようにすると簡単に取れます。

これに氣付く前は、外周と網目を全て切断していて手間が掛かりました。

  1. 鏡上部の外周と網目を数か所切断する。
  2. 外周を引っ張り上げて切断する
  3. 外周を広げて、鏡を引き出す
左:1 外周と網目を切断 右:2 外周を切断

鏡を立て掛けるために、写真のように箱を対角線上に切断する。

作業性を考えるとダンボール箱を工作し、鏡を両面テープで貼るかダブル・目玉クリップ等で固定します。

これで出来上がりです。

突然の雨や水をこぼした時にダンボールだと直ぐに壊れてしまうので、以前、手間をかけて作成したにも関わらず、残念ながら使い勝手が悪く出番がなくなっていた箱型ソーラークッカーを流用する事にしました。

木箱を小さくする作業が大変でしたが、耐久性はあります。

既に何度も水を零していますので、実証済みです(笑)。

箱型ソーラークッカーの箱を流用(切断前)

垂直方向の2枚の鏡は大型のダブルクリップで木に挟み、底はアイスクリームの棒(ゴミ)をストッパーとして貼り付けました。

写真(一枚目)の底面の鏡にワニクリップが映っていますが、垂直方向の2枚の鏡をL字金具とダブルクリップで繋いでいたからです。

最近になって無くても良いことに氣付いて取りました(付けた方が頑丈)。

ソーラークッカーは常に太陽方向に向けるのが理想なので、方向指示器を付けました。

方向指示器

45度の角度上に線を記載し、棒(木ネジ)を取り付けただけです。

棒の影が線上にくるようにクッカーの向きを調整すれば、太陽の正面に向けれます。

少しでも熱量が欲しいので付けることをお勧めしますし、あると便利です。

使用

快晴であれば、玄米(1.5合)を2時間位で炊飯できます。

白米より熱の通りが悪いので、より熱するために2.5時間から3時間位温めています。

カップは熱伝導率が良いので、成功した時は、ほくほくしていて本当に美味しいです。

玄米を炊飯(約1合弱)

底からも光が当たるように木で底上げし、保温のためにカバー(ガラス製)を被せて、ソーラークッカーに置きます。

炊飯前の水の量

木で底上げし、保温カバー(ガラス製)を被せる

アルミに比べて光の反射率が非常に高いので、今まで使用しているソーラークッカーより、熱効率が良いように思います。

使用しているソーラークッカーは次の記事を参照して下さい。

ほとんど面倒な工作が必要なく、それでいて、それなりに集熱力があり、しかも、分解も容易のソーラークッカーで、ある意味、究極形とも言えるかと思います。

特にソーラークッカーを作成したい初心者さんに、参考になれば幸いです。

読んでいただきありがとうございます。ご縁に感謝いたします。

参考