自然は最適解

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自然は常に最適な解を示してくれる。

【修理】ママチャリの後輪タイヤ(変速機付き)の交換に初挑戦【DIY】

1月末に擦りに擦り減ったタイヤにパンクのパッチを当てて補修を試みたのですが、約2ヵ月後に再びパンクが発生しました。

shizen-saitekikai-220101.hatenablog.com

これ以上の延命は無駄(無理)であり、約10年半(13年7月末に購入)で寿命が尽きましたが、今までありがとう。

タイヤ交換の費用もかなり掛かるようなので、パンク修理以上に手間がかかりますが、挑戦することにしました。

これも経験、経験!

チューブも限界が来ているので、タイヤと一緒に交換しました。

下準備

タイヤの横にサイズが記載されているので確認をして、同じサイズのタイヤとチューブを購入しました。

少し見えにくいですが、26×1 3/8 と記載されていますが、意味は

  • 26 がタイヤの大きさ(インチ)
  • 1 3/8 がタイヤの幅(インチ)

タイヤのサイズを確認

表記も数種類あるようで、左側に記載の数字も別表記によるサイズを表していますが、ママチャリなら、まずこの表記方法だと思います。

次に、分解前の状態を動画や写真などで記録しておきましょう。

分解するだけなら良いのですが、組み立てるには部品の位置や向き、順番などが関係してきますので、特に初めての場合は絶対にしておいた方が良いです。

実際、途中で分からなった事が多々あり、何度も写真で確認しながら組み立てました。

元々が不器用で機械いじりが得意ではないので、本当に助かりました。

特に歳を取って忘れやすくなったので、記録は尚更必要です。

また、タイヤ交換の動画が多数ありますので、イメージトレーニングを兼ねて見ておいた方が良いと思います。

動画を挙げてくださった方々に感謝いたします。ありがたや~、ありがたや~。

交換作業

後輪でスタンドを取り外さなければならないので、補助スタンドを使って交換するのが楽なのですが、持っていませんので自転車をひっくり返して行いました。

写真は上下が逆になった状態です。

左:変速機側 右:ディスクブレーキ側

タイヤのチェーンを外しやすくするために、まず変速機を外側の一番小さいギヤを選択しておきます。

メインの車輪のナット(15mm)を取り外すのですが、同サイズのスパナを持っていないのでモンキーレンチを使いました。

モンキーレンチ

安物の大きなモンキーレンチなので、特に変速機にはカバーが付いていて普通に挟むことが難しかったのですが、直角に挟んだりして、ネジ山を潰す事なくなんとか取り外すことができました。

場合によっては新たに購入する予定でしたので、購入せずに済みました。

外したボルトやナット類は元の場所に仮止めするか、保存容器に入れて(どこの部品が分かるようにメモした方が良い)、無くさない様にします。

ブレーキのワイヤー部分

ワイヤーの端のかしめ部分(銀色のキャップ)をペンチなどで引っ張って抜き取ります。

次にワイヤーを止めているナット(10mm)を緩めて、ワイヤーを抜きます。

ブレーキの取り付け金具

ブレーキの取り付け金具のボルト(青矢印)を、裏のナットを手で押さえながら+ドライバーで回して抜きます。

同じ様にボルト(赤矢印)を緩めた後に取り付け金具をずらします。

ネジやナット類は無くしやすいので、出来るだけ元の場所に仮止めしておきました。

ブレーキ取り付け金具をずらした状態

タイヤの軸から荷台、ドロ避け、スタンドの各止め金具を外します。

順番を忘れないようにメモしておいた方が良いです。

そして、タイヤを後ろに引っ張ってチェーンをギヤから外し、タイヤを取り外すのですが、タイヤの軸がギヤの変速ワイヤーに引っかかって少し手間取りましたが、なんとかタイヤを取り外すことが出来ました。

実際にやってみると動画のように簡単に行かないことだらけです。

単に不器用なだけかもしれもせんが…。

用語(パナレーサー製タイヤに付属の説明書)

英式バルブのキャップ、袋ナット、リムナットを外して、ムシ(プランジャー)を抜いて空気を抜きます。(今回はパンク状態)

リムナットが割れていたのですが、パンク後に無理な力が加わって割れたのではないかな?と思っています。

ムシ(プランジャー)、キャップ、割れたリムナット(左上から)

次にタイヤレバーをリムに差し込みスポークにひっかけて、次のタイヤレバーを少し離れた所に差し込んで、少しずつタイヤを外していきます。

タイヤレバーをリムとスポークにかけた状態

ある程度タイヤを外すことが出来たら、後は手でも外すことができます。

バルブ部分を残した状態でチューブを引き出した後、タイヤとチューブをリムから取り外します。

タイヤからチューブを出した状態

新しいタイヤにチューブをはめ込んだ後、バルブをリムのバルブ穴に通します。

タイヤの片側をリムに沿ってはめ込んで行きますが、チューブを挟まないように注意します。

もう片方のタイヤをはめ込んでいきますが、バルブの反対側からリムに沿ってはめて行きます。

空気を入れる前にバルブ部分をリム側(外す方向)に数回押し込むのが重要のようです。

同時にチューブがタイヤに挟まっていないか、タイヤの両側を確認します。

バルブにリムナット、ムシ(プランジャー)、袋ナットの順に取り付けた後(仮締め)、バルブが真っ直ぐに入っているかを確認します。

斜めになっている場合はチューブが上手く入っていないので、調整をします。

左:バルブが真っ直ぐ(OK) 右:バルブが斜め(NG)

仮締めの状態で空気を少し入れて、タイヤが均一に入っているか確認をし、均一でない場合は、空気を抜いて手でもんで調整をして均一にします。

タイヤの取り付け方は、購入したタイヤ(パナレーサー製)に付属の説明書を参考にさせていただきました。

組み立て時の失敗

タイヤ交換が上手くいったら、タイヤを分解の逆の手順で組み立てていきます。

タイヤを入れた時、タイヤの軸がフレームの切れ込みの奥部まで入れると思っていたのですが、ディスクブレーキ(変速機の反対)側を奥まで入れる事が出来ませんでした。

そこで、写真を確認したら”タイヤの軸(ナット)の右側に隙間がある事"が分かり、奥まで入れる必要がない事を知りました。

動画や写真での記録の重要性を認識できた事例です。助かった。

タイヤの軸の位置(ディスクブレーキ側)

組み立てる時に、タイヤを付けてチェーンを掛け、泥除け、荷台と直したのですが、泥除けの前のスタンドを入れるのを忘れてしまって、「やっちまったな!」のやり直しです。

ブレーキの調整の仕方を勉強していなかったので、しばらくの間は上手く調整できませんでしたが、色々と試しているうちに一抹の不安を残しつつも、なんとかブレーキが効く様には出来ました。

後日、調べ直して再調整しようと思っています。

タイヤの廃棄

古タイヤをDIY等で使おうと思っていたのですが、傷みが酷いので廃棄しなくてはなりません。

そのままではゴミ袋に入らないので、タイヤの淵のワイヤー(ビード部)を切り離せばゴムの帯になるので捨て易くなります。

カッターを差した後、タイヤ側に寝かせてワイヤーに沿うようにカッターをすべらせれば簡単に切り離せます。

廃棄するので綺麗に切る必要はないので、氣楽です。

カッターでワイヤー(ビード部)を切除

ビード部にワイヤーは3本入っていて、これでタイヤの形を保持しています。

一度切断してみましたが固かったので、折り曲げて廃棄する事にしました。

感想

初めてのタイヤ交換のため、慎重に作業を行ったこと、分解・取り付けに色々と疑問や問題が発生したため、作業に約2時間も掛かってしまいました。

時間は掛かってしましたが、思っていたよりはスムーズに出来て、無事終了できたので良かったです。疲れましたが…。

また、新しい経験をして少し成長する事が出来ました。感謝!感謝!です。

この記事がお役立てれば幸いです。

読んでいただきありがとうございます。ご縁に感謝いたします。