アメリカのジャーナリストのタッカー・カールソン氏が、ロシアのプーチン大統領に、主にウクライナ問題に関してインタビューをした動画が挙げられています。
西側諸国では報道されることがないロシア側からの見解・視点を知れる貴重なインタビューです。
世界中で注目を浴びている事は、氏のX(旧twitter)の視聴回数が2億回(24年02月22日現在)を超えている事から分かるかと思います。
2時間超と長いですが、是非とも日本人全員に見ていただきたい動画(日本語字幕付き)です。
そして、与えられているニュース報道とは異なる内容から「真実は何か?」の取捨選択の自由が委ねられています。
何を信じ、何を信じませんか?
じっくりと考えてみるのが良いのではないでしょうか。
タッカー・カールソン
— tonakai (@tonakai79780674) 2024年2月9日
エピソード 73
ウラジーミル・プーチン大統領インタビュー https://t.co/ybeV8T4LjG pic.twitter.com/o3KgHrWVkY
ポイント
動画のポイントを補足を含めてまとめました。
歴史的な時系列を優先にしていますので、部分的にインタビューの時系列にはなっていません。
- 冒頭の30分ほどは、ロシアの8世紀頃からの歴史について。
- モロトブ=リッベントロップ協定(独ソ不可侵条約)(1939年)により、ウクライナ西部を含む一部がソ連に譲渡され、第二次世界大戦後に最終的にソ連領になった。(15分)
- ウクライナの90%以上がロシア語を話している。(24分)
- ビル・クリントン大統領(93年01月~01年01月)に、ロシアのNATOへの加盟が可能かを確認したが、無理との返答を受ける。可能であったのなら和解のプロセスは始まっていた。(31分)
- アメリカはイランからのミサイルの脅威に対抗するためにミサイル防衛システムを創設したと言っているが、ロシアへの脅威であるため、アメリカ、ロシア、ヨーロッパの共同開発を真剣に提案した。
大統領は賛成したが、その後に各省庁の責任者達によって断られたため、対抗策を取らざる得ない状態になった。(35分) - 「NATOは東方には拡大しない」という約束であったが、「文書に明記されていない」という理由で拡大(計5回)された。
ブカレストサミット(08年04月)で、ウクライナとグルジア(現ジョージア)のNATO加盟が議論され、ヨーロッパ諸国は反対していたが、アメリカの圧力に負けた。(39分) - ヤヌコヴィチ政権時(10年04月~14年04月)にEUと連合協定を結ぼうとしていたが、ロシアはウクライナと国境や税関を開放していたため問題になり、閉鎖を決めた。ヤヌコヴィチが考慮を言及した途端に、反対派が西側の支援を受けて破壊活動を開始した。(13年11月)(44分)
- アメリカが「ヤヌコヴィッチを落着かせれば、反対派を落着かせる」と言ってきたので賛成し、ヤヌコヴィッチは軍や警察を動員しなかった。しかし、CIAの後ろ盾によりキエフでマイダン革命(14年02月)が起こり、政権交代が達成した。(45分)
- クーデーターに反対の人々を迫害し始め、クリミアへの脅威となり、ロシアはクリミアを保護下(併合 14年03月)に置かなければならなくなった。(47分)
- 14年にドンバスでウクライナ紛争 が開始されたが、この地域の軍事的発展とNATOの門戸開放を背景にしていて、ロシアを破滅させかねない状況になり、超えてはならない一線まで追い詰めた。(47分)
- ミンスク合意(14年02月,15年09月)により、ヤヌコヴィッチは全ての条件に同意し早期選挙を行う準備をしていたが、クーデーターが起きた。(48分)
- ミンスク合意に取り組み、ドンバスをウクライナに戻せば徐々に回復していくと自信を持っていたので、アメリカやEUに対して武器の供給を止めるなどの自制を促していたが、誰もが軍事力による解決を望んだ。
14年から続いた戦争を止めるために行動を起こした。(48分) - イスタンブールでの和平交渉(22年03月)の合意に署名する用意があったが、ジョンソン首相(イギリス)の助言(22年04月)により、交渉が中止になった。(1時間39分)
- ノルドストリームの爆破事件(22年09月)では、CIAにはアリバイがない。(1時間11分)
[参考:ノルドストリーム破壊、ロシア「米は関与していないと証明を」 | ロイター(23/02/16)] - 合意をするのには対話が必要であるが、ゼレンスキー大統領(19年02月~)はロシアとの交渉禁止を法制化した(22年10月)。(1時間03分)
- 14年のクーデーター後、ウクライナで発生した問題に対して、平和的な手段で解決策を模索することを何度も提案してきたが、受け入れられなかった。
ロシアは交渉を拒否したことはない。(1時間35分)
- アメリカやEUは、納税者から(戦争支援の)追加の金をせしめるためにロシアの脅威を煽っている。目的は、ロシアの弱体化である。(1時間06分)
- 安全保障は一部の者たちのためではなく、世界で共有されるべきものである。
それこそが、世界が安定し、持続可能で、予測可能な唯一のシナリオである。(1時間16分)
参考情報
リンク先の動画を確認して、判断の参考にして下さい。
プーチン大統領の発言と同じ内容を、西側諸国のオーストラリアのスカイニュースが報道を開始し始めた事で、世論(日本は論外ですが)が変わり始めたのを感じます。
研究所流出説を主流メディアとして最初に報じた豪スカイニュースが、ウクライナ戦争についても主流メディアの先陣を切った報道を開始
— ShortShort News (@ShortShort_News) 2023年3月21日
Youtube動画には、オーストラリア人からの称賛のコメントが殺到https://t.co/stoFf5pzf2 pic.twitter.com/Uwcz4slTUw
プーチン大統領が国際法(国連憲章)に基づいて論理的に説明をしている動画です。
次のラブロフ外相の動画も合わせて、是非ともご覧になって下さい。
ウクライナ東部の独立は正当である理由です。ロシアはその同盟国。ウクライナ東部の独立地域がウクライナネオナチ政権に侵略されているため、ロシアはそれらを支援する権利があります。@Tamama0306さん動画
— もんみ🐻 (@Monmi0614) 2023年3月8日
東方経済フォーラム2022、プーチン大統領によるウクライナ紛争のわかりやすい解説 pic.twitter.com/GJKOWiCjcZ
ラブロフ外相:米国には世界中どこでも国家安全保障を脅かすと宣言する権利があって、ロシアには国境でもそれを宣言する権利がないのですか? pic.twitter.com/gScOoJwyY5
— ShortShort News (@ShortShort_News) 2023年3月4日
ロシアはイラク戦争の米英よりも人道的に戦闘しているのは明らか。
民間人の死亡者数から事実である。(アメリカ哲学者:ノーム・チョムスキー)
チョムスキーに質問「ロシアは、イラク戦争での米国や英国よりも人道的に戦っているとほのめかしているのでしょうか?」 pic.twitter.com/2Eox8i5jpu
— ShortShort News (@ShortShort_News) 2023年5月15日
自国民をロケット砲で殺害。
NGOヒューマン・ライツ・ウォッチの報告(2014年7月)
— ShortShort News (@ShortShort_News) 2023年3月2日
ウクライナ:無誘導ロケット砲での民間人殺害https://t.co/StcRrGQAV0 pic.twitter.com/mlUeYSWXg9
みんなわかってると思うけど、ウクライナ紛争の背景おさらい
— タマホイ🎶🍃🗻🧷 (@Tamama0306) 2023年6月9日
🇺🇸ロバート・ケネディJr
・ロシアは最初から和平交渉を望んでいる
・ずっと約束を守ってこなかったのは我々の方
・2014年に民主的に選ばれた宇政府を転覆させて傀儡政権にして内戦を起こさせ、ドンバスで14,000人を殺戮させたのも自分たち pic.twitter.com/G9DxNDR6uD
- ウクライナ紛争を見れば、欧米が民主主義を保証していないことが分かる(元ボリビア大統領)
- NATOの東方拡大によるロシアへの挑発の責任をドイツ議会で追及する議員
- 米国の元外交官がウクライナ国籍を取得し、財務大臣になる
- バイデン大統領とョンソン首相が和平交渉を妨害した
最後に
特にロシアを擁護している訳ではありません。
ただ、日常のささいな争い事も含めて適格な判断をするために、双方の主張を知ることは最重要です。
しかし、情報の提供元であるメディアが支配されている現状では、情報は一方的であり、洗脳に使われています(特にテレビ)。
Youtube やメタ(旧Facebook)などのSNSなどは検閲が酷いのですが、それでも、その格差を埋めることが可能になってきました(だから、情報元にXが多くなる)。
いずれにしても、戦争という最終手段で真っ先に犠牲になるのは一般国民(市民)ですので、一人でも多くの人が真実を知る事で外圧を強める事になり、一日でも早く終わらせる事に繋がると思っています。
そのための一助になれば幸いです。
それも、このような情報を発信していただいた多くの方々のおかげです。ありがとうございます。
読んでいただきありがとうございます。ご縁に感謝いたします。