冷蔵庫の使用を止めてから、暑い季節にずっと悩ませ続けられている産膜酵母。
以前から対策を講じているのですが、決定的な解決策は見つけられずに、日々悩ませられっぱなしです。
基本的な対策は「酢漬け」です。
「酢漬け」は発生がしずらく良いのですが、下手をして時々発生を許してしまいます。
また、産膜酵母の対策のために「酢漬け」ばかりでは、ワンパターンになり飽きてしまいます。
と言っても、そもそも料理のレパートリーが少ないので理由にはならず、結果は一緒なのですが…。
「産膜酵母は好気性である」との情報から、空気が触れることを減らそうとしてきました。
しかし、いろいろと試した結果から、空気よりも重要な要素があるのではと氣づきました。
それは、温度です。
味噌、納豆、麹などの発酵食品を始め、菌の活動が活発になる最適な温度帯があります。
人間でもそうですね。夏のうだるような熱い季節や冬の寒い季節など、温度が高すぎても低すぎても、活発に活動できません。
全ての生命に言える、この当たり前の事にずっと氣づかずにいました。
事実、冷蔵庫を使用していた時には、産膜酵母を見た記憶はありません。
実際は見た事はあったかもしれませんが、産膜酵母という言葉を知らなかったので認識は不可能でした。
ですから、多くの人は冷蔵庫を使用しているので、以前の私のように産膜酵母を見た事もなく、この言葉自体をご存知ない方が多数ではないかと思います。
この事にも関係しているのですが、少しでも食品・食材の保存性を高めるには冷やす必要があり、そのために行ったのが前回の記事になります。
そこで、比較実験を行いました。
お昼前に糠漬けを2個に瓶に分けて、一つは今までと同じように室内で保存、もう一つは空き缶冷蔵庫に入れました。
約1日経過した状態で、左側の室内保存はうっすらと産膜酵母が発生していますが、右側の空き缶冷蔵庫に入れた方は、発生していませんでした。
残念ながら、その次の日には発生してしまいました。
冷蔵庫は室温より3度から5度ほど低いだけで、わずか1日ですが産膜酵母の発生を抑えることができました。
今回のことから得た結論は、
冷蔵庫の使用なしでは、産膜酵母を抑えることはできない!
ギター侍が言葉をくれました。「残~念~」。
別の構想もあるのですが、何時やるのかは未定です…。
読んでいただきありがとうございます。ご縁に感謝いたします。
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