京都にパッケージをなしにした、量り売りのスーパーがある事を知りました。
京都で行われる「神人さんライブ」の会場に近く、良い機会を活かして行ってきました。
日本初のゴミゼロなスーパー
約一年前の2021年7月31日に開店した、「日本初のゼロ・ウェイストなスーパーマーケット」[1]です。
それは、使い捨て資材を用いた個包装を行わないというコンセプトで作られています。
〒602-0862 京都市上京区出水町252 大澤事務所本社ビル
平日・土日祝 11:00〜20:00
定休日:なし
※月に一日不定休あり。情報は公式Instagramで発信します。
※情勢により営業時間の変更がある可能性があるため、最新情報は公式Instagramをご確認ください。
厳選した商品を包装なしで購入
根菜類の野菜はもちろんなのですが、葉物野菜も包装がありません。
また、液体の調味料(醤油、酢、みりん、油など)、穀物・豆類(米、麦、大豆等)、粉末類(小麦粉、米粉など)、乾物類(海藻類など)等の良く使う食品は当然置いてあります。
すべてゴミを出すことなく購入できるのは本当に良いですね。
そして、石鹸や洗剤(重曹やクエン酸なども)や歯ブラシなどの日用品も置いてあります。
もちろん、環境に配慮している商品(歯ブラシは竹製など)ばかりです。
下の写真の隣には「ヘチマ束子」が置いてあり、久々に見ました。
基本的に野菜は農家さんから購入させていただいているのでスーパーで購入する事は殆どありません。
たまにスーパーに買物に出かけても、包装されている場合は買わない事が多いです。
日本は過剰包装すぎて、どうしても躊躇します。また、ストレスも溜まります。
特に、葉物野菜(小松菜や法連草など)がそうですが、ここでは氣兼ねなく購入が出来ますね。
最先端の技術で利便性を高める
お客さんが商品を取り出すと、ICセンサーによって商品情報を最寄りの電子秤に送信され、商品を秤の上に乗せるだけで正しい商品が画面に表示されます。
初めてでも、簡単・スピーディーにお買い物が完了できるようにしています。[2]
容器を持ってなくても大丈夫
容器も販売されているので購入をしても良いですし、預かり金(デポジット)による容器を借りることが出来ます。
精算時に容器使用料も払い、次回来店時に容器を返却することで預り金が返金される仕組みです。[2]
私が小さい頃は、ジュースはガラス瓶に入れられいて、店や自販機等で購入した後、お店に瓶を戻すと瓶代が戻ってくる預かり金制でした。
時代の変化とともに、資源の大量消費へと変わっていきました。
その制度が、エコを実現するためにスーパーで復活した訳です。
容器がなくても、手があるじゃないか!
最後にマフィンを購入したのですが、容器を持っていなかったので「どうすれば良いのか?」とお聞きしたら、「小さな袋などを購入されるか」、「直に手でも良いですよ」との事!
勿論、手に乗せていただきました。
素晴らしい対応!本当に「おら!感動したぞ!」
その後、おいしく頂きました。ごちそう様でした。
念言行が世界を作る
斗々屋代表の梅田温子氏が、この『斗々屋』を立ち上げるためのクラウドファンディングの中で、次のように述べています。
私には娘が2人います。彼女たちの世代に安全で住みよい環境を残すために、地球をこれ以上破壊しないために、今やるべきことは何かと考えた結果、生まれたのが斗々屋の構想です。
正に「思い(念)」が「言葉(言)」となり、そして「行動(行)」に変わり、お子さんに「生き方」をお見せしています。
大人として何教えて下さるかな。
どんな生き方見せてゆきますかな。
子は親見て、周りの大人見て育つものじゃ。
大人変わらねば子供らもまこと喜び得難くなるから、責任重大ですぞ。出典:大日月地神示「十二」2016年01月04日(P67)
参考
食品ロス問題ジャーナリストの井出留美氏の取材記事で、詳しく知る事ができます。
日本初!ごみも食品ロスも出さない京都のスーパー「斗々屋」その工夫と最新鋭の量り売りシステムとは?(井出留美) - 個人 - Yahoo!ニュース
また、テレビ取材の動画もあります。
【SDGs】ごみをゼロにするためのアイデア満載!日本初「ゼロ・ウェイスト・スーパー」の挑戦 - YouTube
まとめ
現在の過剰包装に大きな一石を投じたと思われる『斗々屋』さん。
日本では量り売りの店舗は非常に少なく、ゴミを出さない、若しくは少なくできる店舗は貴重な存在、宝です。
是非とも近郊の方は特に大切にしていただき、遠方の方で京都に行かれた場合は来店してみて下さい。
そして、日々の生活でのゴミ(資源の消費)の削減を一層進めていただけることを願います。
最後に、話をして下さったスタッフの方、ありがとうございました。
読んでいただきありがとうございます。ご縁に感謝いたします。