「突沸」をご存知ですか?
突然、爆発するように沸騰し中身が飛び出す、非常に危険な現象です。
発生する仕組みは、次の通りです。
液体が沸点に達してもブクブクと泡が出ない状態になる場合があります。これを過熱状態(過加熱状態ともいう)といいます。そして、過熱状態の液体に何らかの刺激(振動や調味料を入れるなど)が加わると、突然、爆発するように沸騰し中身が飛び出ます。この現象を「突沸」といいます。
太陽熱クッカーの「エコ作」でお湯を作っているのですが、長時間温めすぎる事があります。
その場合、ポットなどに入れ替えようとする時に、蓋の穴から"ピュッ"と熱湯が出てくる事があり、手にかかって「熱!」となる時があります。
今日も、お湯作りを忘れてしまい長時間温めてしまいました。
手に熱湯が掛からないように、氣を付けながらゆっくりとベランダから部屋へ移動しましたが、蓋の穴から熱湯が出てきました。
そして、ポットにお湯を移すために、蓋を取ったその瞬間・・・。
突沸が起こったのです!
間欠泉のような感じで、ドバーと熱湯がガラス瓶から噴き上がりました。
なんと、残った熱湯は半分(250ml)程でした。
このような突沸は初体験です。
ベランダからの移動時点で、蓋の穴から出る熱湯の量が多かったので、ちょっと怖く感じていました。
この直感を大事にした事が良かったです。
何時も以上に氣を付けながら、ガラス瓶の口を自分と反対側に傾けて蓋を取ったお蔭で、手にもかかることがなく難を逃れる事ができました。
もし、ガラス瓶の口が垂直か少しでも自分の側に傾いていたらと思うと、ゾッとします。
理科の実験などでは突沸を防ぐために「沸騰石」を入れるらしいのですが、「う~ん?記憶にないな・・・?」
この「沸騰石」の代わりに、「割りばしを細かく切ったもの」でも良いそうです。
早速、取り入れたいと思います。
出典:沸騰石を買うなんて・・・・(小中理科実験): Frank-Ken's 理科教育Tips
加熱調理という日常生活において突沸の危険性はあり、他人事ではありません。
「国民生活センター」もかなり前から注意喚起をしており、動画もあります。
危険な目に遭わないためにも、目を通してみてはいかがでしょうか。
⇒食品加熱時の突沸に注意(発表情報)_国民生活センター
今回は、お蔭(自分チーム)様により、大難が小難で済みました。
感謝!感謝!大感謝!
読んでいただきありがとうございます。ご縁に感謝いたします。
22年05月18日:修正