以前にウッドガスストーブを作成し、少しずつ改良をして、たまに使用していました。
燃焼効率が良いと言われているロケットストーブに興味があったのですが、面倒でずっと作成をせずにいたのですが、やっとやる氣が出て来て、遂に作成をしました。
はじめに
動画やブログを参考にさせていただいて作成をしたのですが、ペール缶や一斗缶などの大きな缶を本体にし、燃焼筒(ヒートライザー)に煙突を利用して作成している人が多いようです。
この場合、作成は簡単になるのですが部品代がかかり、資源の消費に繋がります。
ですので、空き缶などを利用して費用を抑えて作成しましたが、その分、手間がかかります。
新規に購入したのは、断熱材として使用する パーライト(5L)(税込547円)の追加1袋分だけです。
作成過程
使用部品
使用した空き缶とサイズ(おおよその大きさ)。
部品 | 直径 | 高さ |
---|---|---|
本体(左) | 13cm | 18㎝ |
燃焼筒(中) | 7㎝弱 | 18㎝ |
焚き口(右) | 7㎝強 | 11㎝ |
作成
スプレー缶を燃焼筒に使用するため、缶の上下を切断します。
最初は、カッターで底の淵に傷をつけ、真ん中に金切りバサミが入る穴を開けてから淵近くまで切り進み、ラジオペンチで上下に動かしてもぎ取ろうとしました。
しかし、ビールやコーヒーなどの飲料缶に比べて厚さがあるために上手くいかず。
底を綺麗に取るために、ヤスリで底を削って補強部分を切るのに挑戦です。
写真は本体の缶が見え始めた状態ですが、ヤスリ掛けにかなりの時間のかかりました。
ひたすら底全体を削って薄くしてから、ラジオペンチでもぎ取りました。
缶の上部は、金属用ノコギリで切断して、燃焼筒の完成です。
焚き口の缶に燃焼筒を入れる穴を開けます。
燃焼筒の缶の円周を紙に写し切り、それを焚き口の缶に貼り付けて、金切りバサミで切ります。
隙間を少なくするためにサイズを合わせるのが難しく、四苦八苦してやっと入れることが出来ました。
本体に焚き口を入れる穴を開けます。
中心に穴を開けて金切りバサミで、放射線状に切り込みを入れて中に押し込みました。
こちらも四苦八苦の末に入れることができました。
丸い缶の面に穴を開けてサイズを合わせるのは難しく、どうしても隙間(下部等)が空いてしまいます。
そこに燃焼筒を炊き口に入れて、燃焼筒を炊き口の曲面に沿うように加工します。
切れ込みを入れた部分を上側に折り曲げて、抜けにくくしました。
完成のつもりいたのですが、燃焼筒の高さが足りない氣がして、急遽、更に高くすることにし、燃焼筒より少し大きめの缶を上に乗せました。
追加する缶の底を外側に折り曲げてずれ防止のガイドとしましたが、安定しなかったため、ゴミの缶くずを小さな板状に切り、ビス(3箇所)で上下の缶を繋げることにしました。
本体も追加しなくてはならず、本体の高さが少し高かったため、切って低くしました。
普通に重ねれば安定しやすいのですが、断熱材のパーライトを詰めるための蓋が必要なため、上下逆さまにして底側を上にしました。
そのために安定が悪くなり、細いワイヤーで止めましたが上手くいかなかったので、こてもビスで上下を止めることにしました。
断熱材のパーライトの漏れ防止に、熱ですぐに駄目になりそうな予感はするのですが、持っているビニルテープで塞ぐことにしました。
本体の上部にパーライトの投入口を切り、入れては揺すって振動を与えて隙間をなくしながら、詰め込みました。
(既に持っていたパーライトでは足らなくなったため、新たに購入しました。)
ほとんど入れ終わりの状態の時に、マジックのような不思議な現象を体験しました。
入れて揺すってを何回繰り返しても殆ど嵩が増えないのです。
当然「どこかで漏れている?」と確認をしたのですが、漏れは見つからず、その後も暫らく投入を続けたのですが、やはり、あまり嵩は増えません。
突然、四次元ポケットと繋がったような不思議な状態になり、埒が明かないので止めることにしました。脱線です。
そして、無事、初のロケットストーブの完成です。
次は実際に燃焼をして、ちゃんと機能するかの確認です。
読んでいただきありがとうございます。ご縁に感謝いたします。