普段からLEDランプで生活をしているので、特に必要性は感じてなかったのですが、災害時に充電切れになる場合も想定できます。
そこで、災害時に右往左往しなくて済むように、また、対応策を増やす意味でも、オイルランプの作成を経験しました。
ロウソクは石油製品
かなり以前からロウソクを備蓄してあるのですが、一般的なロウソクの原料は石油から作られるパラフィンです。
自然・環境保護意識が高まった現在、使用は極力避けて、備蓄がなくなった時には新たに購入はしません。
そこで、食用油ならロウソクよりは環境負荷が小さいと思います。
食用油ですので、作ろうと思えば自分で作る事ができます。
昔では当たり前にしていて、自給するのが一番環境に良いですね。
また、手間が掛かり大変さを体験しているので、昔の人は大切に使っていました。
しかし、現在では製造過程を考えずに単に物品としてしか見ていないので、安直に購入・消費をして「地の大神」に負担を掛けてしまいます。
直ぐに完成
- 蓋付きの瓶の蓋の中央に錐などの先の尖った物で穴を開けます。
- 刺したままグリグリと回して適当な穴の大きさに拡大します。
- ティッシュを紙縒りのようにして芯として、穴に入れます。
- 瓶に油を入れて、30分程放置して、芯に油を染み込ませます。
- 最後に火をつけて完成!
- 芯を出し過ぎると煤もでやすいので、2,3mmほどが良いです。
しっかりとした防災品として持っていたい方は、いろいろと検索して自作の参考にしてはいかがですか。
芯の選定
ティッシュは身近にあり使い易くて良いのですが、燃えやすいので煤が出やすいのが難点です。
そこで、他の素材も試してみました。
上から、1.トウモロコシの皮、2.ティッシュ(太め)、3.麻紐 です。
1番のトウモロコシの皮は、硬くて縒りも直ぐにほどけますし、全然油も染み込まないので出走取消です。
左上は裁縫用の紐(素材は分らず)、右上は麻紐、真中はティッシュ、左下はティッシュ(太め)、右下は出走取消 です。
右上の麻紐のゼムクリップは延焼防止(左上と真中はアルミ缶を切った物)として機能するかの試しです。
麻紐(左上)は細いこともあって直ぐに炎が小さくなり、消えてしまいました。
ティッシュ(太め)(左下)は、延焼防止がされていなかったからか、燃えただけで直ぐに消えてしまいました。
右端の裁縫用の紐のように芯を出し過ぎていると、炎が大きくなり、且つ、鍋底に当たっているので、煤が出まくりです。
真中のような状態が、炎と鍋底の距離が丁度良いです。
結局、素材実験としては特に目ぼしい結果は得られませんでした(当り前か)。
オイルコンロに向けて
災害時にも調理が必要になるので、オイルコンロがあれば、いざと言う時に役に立つだろうと思いました。
それを見越しての芯を5本にして火力を上げて、味噌汁が温められないかを試しました。
しかし、2本の炎では全然温まらず煤も凄かったので、直ぐにガスコンロに変えました(笑)。
ここから、オイルコンロ作成の模索の旅が始まるのでした。
読んでいただきありがとうございます。ご縁に感謝いたします。