セイタカアワダチソウ を食す切っ掛けになった本『食べられる草ハンドブック』(森 昭彦)に、「エノコログサ(猫じゃらし)をお茶にする」と載っていました。
収穫期は9~11月で、利用部分は結実 と記載されています。
田畑、空き地、道端など至る所で目にする野草です。
「これは試さねば!」と、今朝の散歩途中に取ってきました。
穂の部分を良く見てみると、小さな種が一杯ついています。
この種を採って(脱穀)フライパンで煎り、お茶にして飲みました。
脱穀
穂の茎の方から先に向かって手でしごくと、種が採れます。
ある程度枯れている状態や乾燥させたものは採りやすいですし、はたくだけで落とせますが、緑色の状態のものは採りずらいです。
何本の穂で採ったか数えていませんが、8本~10数本と言ったところです。
非常に小さい種で、胡麻のようです。
お茶にする
採った種をフライパンで煎りました。
本当は水で汚れを落とした方が良いのですが、面倒ですので、しごいている時に取れた穂の枝?綿?も特に取り除きませんでした。
そして、炒った種とお湯をタンブラーに入れて完成です。
どんな味がするか食べてみましたが、あまりにも小さすぎて米のように噛む事が出来ずに飲み込んでしまい、よく分かりませんでした。
味の感想
予想よりも美味しく、薄い番茶のようです。
特に野草、薬草と言った感じの味はしませんでした。
味の濃さは煎り加減と煮出しの温度や時間が影響しているでしょう。
粟の原種
イネ科エノコログサ属の一年草で、穀物の粟の原種とされている。[1]
また、日本には7種あると言われていて、秋によく見るのは「アキノエノコログサ」ですが、wikipedia では「別種とされている」と記載されています。[2]
子供の頃から”猫じゃらし"という名前で知っていましたが、興味がなかったので正式名称は、この歳になるまで知りませんでした。
しかも、「粟の原種とされている」とは驚きでした。
雑穀としてご飯に混ぜて炊いてみるのも良いかもしれません。
昔は粟を普通に食べていて、その原種なら「生きる事」に非常に関係している野草だったのですね。
知れば知る程、「無知の知」を意識します。
感想
この「エノコログサのお茶」は美味しかったので、機会がありましたら試してみて下さい。
今日も新しい経験をさせていただきました。
今日も新しい知識を得る事が出来ました。
ありがとうございます。感謝致します。
読んでいただきありがとうございます。ご縁に感謝いたします。