自然は最適解

自然は最適解

自然は常に最適な解を示してくれる。

【生活の知恵】このお餅の保存方法、イケるんじゃない!

正月に親から貰った袋入りのお餅の袋がパンパンに膨れていたので、袋から取り出さなければならなくなりました。

以前なら冷凍保存をしていたのですが、19年11月から冷蔵庫を使用していないため別の保存方法をしなければなりません。

最初は塩漬けをしようと思いましたが、「醤油漬けがイケるんじゃね!?」と思い立ちました。

保存しながら醤油が染み込み、そのまま焼けば中まで醤油が染み込んだ焼き餅ができるし、「いいじゃない」と悦に浸りながら、醤油漬けにしました。

数日後、食事のご飯が足りなくなった時に"醤油漬け餅"を食べる事にしました。

そこには、部分的にふやけて皮のようにめくれたり、既に乾燥が始まっていて細かく割れてしまった餅がありました。

ふやけてしまうのは問題のため醤油漬けを中止して、取り出して天日干しに変更しました。

醤油漬けした餅

醤油漬けした餅

そして、この餅を焼いてみたら、ふやけて皮のようになった部分が溶けてしまい網にこびり付く始末。

焼き餅の悲劇

焼き餅の悲劇

網やコンロの掃除が面倒なだけで、当初の「イケる」予定が「逝ける」状態になってしまいました。

皮のようになった薄い部分や小さい欠片はそのまま良く噛んで食べる事ができます。

醤油が染み込んでいて、料理をしなくても食べられる事に氣付きました。

薄く切ったお餅を醤油や塩に暫く漬けた後に天日干しすれば、料理の必要がなく偽煎餅として保存食になると思います。

 

食生活研究家である魚柄仁之助氏の著書に『冷蔵庫で食品を腐らせない日本人』(2008年05月)という本があります。

いかに食品を腐らせずに保存させるかなどの昔ながらの生活の知恵を含めた、いろいろな食品の保存方法について書かれています。

保存食の知識を拡げたい方は、読まれる事をお薦めします。

そして、あとがきに日本人の行動の浅はかさについて述べています。

しまつに終えん時代です。
賞味期限の改ざん、中国毒入りギョーザ事件などが発覚するや、国民は行政・国に、食品の安全性を保障しろと詰めよる。
反面、日本の農産物を「高い」と言って買おうとしない。
地球温暖化はイケナイときれいごとを言いつつ、巨大冷蔵庫内は傷んだ食べ物だらけで、そのために原発から送られてくる電力を使いまくる。
なのに反原発とも言っている。
いつからワシらニッポン人は、こんな恥知らず、しまつにおえん人になったんだろう?

まさに、正鵠を得た指摘ですね。

読んでいただきありがとうございます。ご縁に感謝いたします。