普段、料理などに使用している都市ガス(天然ガス)について調べてみました。
2020年おける天然ガスの輸入先の上位3国(64.6%)[1]と、片道輸送距離[2]は以下になります。
- オーストラリア(40.2%) 約6850Km
- マレーシア(13.1%) 約4650Km
- カタール(11.3%) 約12100Km
北海道と沖縄の都道府県庁間の距離が約2250Km[3]ですので、マレーシアでも片道で日本列島を往復する距離になります。
[1]出典:[図解]天然ガスの輸入(輸入額、輸入先、輸入量) | 日本貿易図鑑
[2]出典:LNG船関連想定問答(例) | 一般財団法人 日本エネルギー経済研究所
[3]出典:都道府県庁間の距離 | 国土地理院
私たちの利便性は、これほどの手間と資源を消費して得ているわけです。
しかも、簡単に使用できる事から「当たり前」に思い、大切に使ってないように思います。
石油、石炭、天然ガスなどあらゆる天然資源を、特に先進国と言われている私たちは餓鬼のごとく貪り浪費しています。
持続可能(サスティナブル)させるためには、少しでも消費の抑制をしなくてはいけません。
ですが、簡単に行える方法があります。
それは、空瓶などに水を入れて太陽の下に置いておくだけです。
勿論、蓄熱効果を高めるために黒色に近い瓶(醤油瓶など)を使用します。
重要な事は、瓶にカバー(透明な袋など)をして風による熱の放出を防ぐことです。
瓶とカバーが接することなく空気の層がある方が保温効果は高いのですが、神経質になる必要はありません。(反射シートがある左側の方が中側より温かくなります。)
風が吹きすさぶ冬であっても、天気さえ良ければ午前中にかなりの温度になります。
飲食用のお湯はソーラークッカーで作りますので、こちらは洗い物に使用しています。
感謝の念があれば、使用した時に自然と「あったかい。ありがとうございます」と口に出ます。
洗い物の濯ぎのときに瓶からかける必要があるので手間はかかりますが、贅沢は言えません。特に苦には感じておりません。
容器さえ手に入れば工作などなしに直ぐに行え、実行に新たな資源を消費しない非常に良い方法だと思います。
一人でも多くの人が一日でも早く実行してくれて、少しでも地球に優しくなってくれるのが望みです。
読んでいただきありがとうございます。ご縁に感謝いたします。