自然は最適解

自然は最適解

自然は常に最適な解を示してくれる。

【環境破壊】おにぎりと環境破壊

おにぎりが食べたい!

ある日、あなたは”おにぎり” を食べたくなりました。

それに対してあなたが取る行動によって未来が大きく変わります。

自分で作るのか、お店で購入するのか。この最初の選択でほぼ決まります。

コンビニなどで売られているものを購入したら、プラスチック包装とレシートのオマケが付いてきます。

また、買い物袋を持参していなかったら、レジ袋かレジシールのオマケが更に付いてきます。

自作する場合でも、握るのにラップを使うのであれば、プラゴミを生み出します。

美味しくするために具も入れたくなるでしょう。

お氣づきかと思いますが、この時点で"おにぎり"と同じ選択が新たに発生します。

自分の畑で取れた野菜の自作漬物を具にする場合と、「売切れ続出!見たら即買い」と言われる「ごはんのお供」をお店で購入する場合で、結果は大きく違います。

あと、海苔も巻きたくなるのが人情ですから、どのような方法で手に入れるのか?という同じ選択が待っています。

このような過程を経て、あなたは無事に”おにぎり”を食べることができました。

行動の結果

「おにぎりを食べる」という単純な行為だけでも、選択することが複数あり、それぞれの選択により結果(ゴミの量)が大きく違ってくることが分かります。

「有」「無」という両極のどちらも現すことができるのです。

つまり、選択を少し変えるだけでゴミをかなり減らせる、というわけです。

プラスチックゴミの問題

ゴミと言っても自然素材であれば土に還って循環するので問題は少ないのですが、今、大きな問題となっているのはプラスチックゴミです。

処理されなかったプラスチックゴミは、紫外線などにより風化してどんどん小さくなります。

その内、5mm以下の粒子のものをマイクロプラスチックと言います。

有害物質を含むこれらのゴミが生態系に取り込まれ、循環しながら人間を含むあらゆる生物に悪影響を及ぼしています。

  • 世界の海に存在しているといわれるごみは、合計で1億5000万トン
  • 少なくとも年間800万トン(重さにして、ジェット機5万機相当)が、新たに流入していると推定
  • 数百年間以上もの間、自然界に残り続けると考えられている(ペットボトルは400年)
  • 海洋プラスチックの8割以上は、陸上で発生し海に流入したもの
  • 使い捨ての「容器包装用等」のプラスチックが、世界全体の生産量の36%、プラスチックごみの47%を占めていると考えられている
  • 2050年には生産量は約4倍となり、「海洋プラスチックごみの量が海にいる魚を上回る」と予想(世界経済フォーラム)

参考:海洋プラスチック問題について |WWFジャパン (18/10/26)

また、日本に関しては

  • プラスチックの生産量で世界第3位
  • 1人当たりの容器包装プラスチックごみの発生量は、世界第2位
  • 年間に流通するレジ袋の枚数は、推定400億枚。一人当たり一日約一枚使用。
  • ペットボトルの国内年間出荷は227億本
  • 日本近海でのマイクロプラスチックの濃度は、世界平均の27倍

参考:海洋プラスチック問題について |WWFジャパン (18/10/26)

と、とてつもない環境破壊をしていることが分かります。

私たち一人ひとりの行動の結果であることを、厳粛に受け止めなければなりません。

何を選択するか!

”おにぎり”の例でも分かるように、選択が結果を大きく左右するという自覚を持つことが重要だと思います。

プラスチックパッケージが蔓延する背景には、「品質」や「耐久性」よりも「便利な使い捨て」を重視する社会的文化的思考がある。
「使い捨て」はかなり最近の概念で、第二次世界大戦後、プラスチック製品が広く普及するようになって初めて登場した。
それ以前は、耐久性にすぐれ、くり返し使えるものが主流で、人々は限られた数の生活用品に愛着を覚え、大切に扱った。(P33)

出典:プラスチック・フリー生活(2019年05月)

長年の習慣を変える必要があるので、最初の内は大変の事もあるでしょうが、意識をしていれば、そのうちに慣れてきて変わっていきます。

ですから、少しずつでも出来るところから行動を始めて下さい。

今、最初の選択が始まりました。

「さあ、あなたはどうしますか?!」

と。

一つ一つ進むのが良いのであるぞ。
皆々御魂相応進むが喜びぞ。
人類みなみな良きに変わるのぞ。
生まれ変わり死に変わり、因縁因果に応じた道つけて歩かせておるのが、神の愛じゃ。仕組みじゃ。顕れぞ

出典:大日月地神示「三十五」2016年07月04日(P189)

読んでいただきありがとうございます。ご縁に感謝いたします。